なんでしょう?何もないけれど何をしていても楽しい。
仲多度郡まんのう町 高橋様結婚してから丸亀市の賃貸アパートに住んでいたのですが、子供のことを考えると一戸建てがいいと以前から考えていたのでこの土地(まんのう町)で家を建てることに決めました。
自然がたっぷりだし、サーキット場も車で30分ぐらいだし一目で気に入りましたね。”
建築会社選びは住宅展示場からです。家の金額を聞いたらびっくりしましたね。”一桁違うやん”という感じです(笑)
もちろん、住宅展示場のような家が建てたいわけではないので僕が実現したかった4つのことを叶えるにはどうすればいいかを考えました。
それで元々縁のあった大河内工務店さんに行き着いたわけです。
家に求めるものは明確でした。仕事と趣味が車、サーキットなので車がいじれるような車庫を作りたい。それと「吹抜け」「薪ストーブ」「リビング階段」です。
仕事が整備業なんですが、持ち帰ってするというよりも自分や家族、そして親しい友達の車をいつでもちょこちょこ触れるようにしたかったのです。かなりスペースをとるのと作業しやすいような環境を作るためにはいろんな工夫が必要だろうなと感じていました。
それと吹抜けはやっぱり開放感があっていいですね。薪ストーブは本で見つけたんです。
当時は今ほどつけている人が多くなかったんですが、やっぱり憧れます。このあたりは田舎なので煙は大丈夫だろうし、薪の確保さえできれば大丈夫かなと考えていました。
実際に使ってみると薪ストーブはポカポカ気持ちいいです。まだ入居する前の冬、電気も何もない時に薪ストーブを使ったことがあるんですが、それだけでも暖かいし、火をみていると飽きないしなんともいえない心地いい気分になれます。
そして家の半分くらいを占めている車庫です(笑)いつでもみれたり、触れる環境があるというのが嬉しいですね。
保育園に子供を送って行った後、夜、ちょっと気になることがあった時、すぐに触ることができますからね。
子供も家の中から車庫が見えるので”お父さんがおる”って安心しているようです。
結婚する前は夜遅い時間でも”車が調子悪い”って呼び出されることも何回もありましたからね。
丸亀からまんのう町に住んで田舎の生活が安心できるということなのかも知れません。何もないけど何をしていても楽しい、という感じです。
以前は、毎日夜遅くまでクルマ好きが集まってきて会話したり、整備をしたり、お客さんのために常に最新知識の情報を集めたり・・・。充実はしていたように感じていましたが、やっぱり今、考えると何か足りなかったんだと思います。
丸亀に住んでいる時は、夜でもコンビニや本屋が空いていて夜中なのにどこでも明かりがついている便利な環境でした。でもここ(まんのう町)は夜になったら”これ、どんな生き物の鳴き声?”と想像もつかないような動物の鳴き声に囲まれた毎日です。不便と言えば、不便。だけど子供はどこでも遊べるし、いくら走り回ってもご近所さんに迷惑がかかりませんしね。私はこっちの方が気に入っていますね。
今は薪を割っている時もお風呂に入っている時も掃除をしている時もなんか、充実しています。何をしてもいいぞという自由を感じます。
“いつでも安心して帰れるところがある”というのは大きいです。
僕は子供の頃、親の仕事の都合で引越しの繰り返しでした。学校も友達ができたと思ったらまた転校の繰り返しで落ち着けるところがありませんでした。。
それが人生で初めて一つのところに身をおいて暮らしていけれる、あたりまえからもしれませんが、僕にとっては大切なもののように感じますね。