香川県の注文住宅 自然素材・木の家を建てる大河内工務店
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大河内工務店について

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代表あいさつ

代表 大河内 孝

[代表]大河内 孝の想い

1957年生まれ。三豊市財田町出身。
財田中小学校、和光中学校、観音寺第一高等学校、広島工業大学建築学部を卒業後、地元と東京の設計事務所を経て、昭和60年に大手ハウスメーカーへ入社。
平成元年、株式会社大河内工務店へ入社し平成9年2代目社長(一級建築士)に就任。現在に至る。

私の家は父が棟梁をしていたため小さい頃から「建築雑誌」をマンガ代わりに育ちました。その頃から建築の世界に進むのは必然だったのでしょう。初めてみた棟上で羽織袴に身を包んだ父の勇姿は「かっこええなあ」と今も覚えています。
しかし、時が経つにつれ都市部にある多くの名だたる公共の建築物をみるようになり香川県庁を手がけた丹下健三氏に憧れます。そして「建築家として有名になりたい」という気持ちが芽生え設計事務所に勤務します。
そこでは主に公共建築に携わる訳ですがコストが優先され、「人の温かさ」を感じるものがありません。そこで東京のハウスメーカーへ転職し「お客様の声を直接聞き叶える」ことに邁進します。
ここで家づくりの厳しさを実感します。お客様からはあらゆる要望があり実現困難なことも多いです。しかしそれはお施主様の真剣な想いの表れで「家は一生に一度の買い物」という事を痛感し、初めて父がしてきたことに気づかされるのです。
父は仕事一筋で子供時代には、運動会や父兄参観に来てくれた事もなかったし、一緒にキャッチボールをした記憶もありません。しかしそれは家に住む人の笑顔をみるために「絶対にいい家を建てる」と必死だったからでしょう。
そして32歳になった時、香川に帰って父の後を継ぐことになります。父がこれまで作り上げてきた仕事の履歴は、想像以上に大きいものでした。結果、「財田町、山本町のやつおの家は全て(1000棟)彼が建てた」<伝説の棟梁>と言われる程です。
「いい仕事をする」「任せておけば間違いない」という評判は、0からはじめるのとは大違いで、とてもありがたいことです。しかし反面ではお客さんも世代交代していくし、「このまま待っているだけではいつか先細りしてしまう」という想いもあり、「何か新しい試みをしなければ…」と思うようになります。
そして当時ではまだ珍しかった完成見学会を企画したのです。それまでやったこともないわけですから、集客の方法もよくわからない、手作りのチラシを周辺にポスティングしてわくわくしながら当日を迎えました。
ところが見学会には誰一人として来ません。苦労が水の泡…。よく考えたら周りは田んぼだらけ。確か、おばさんが田植えをされていたのをよく覚えています。

「そりゃ、こんわな…。」

しかし、経験を元にした第二回目の見学会では、40~50組の方が来場、大盛況の会となり「すぐにプランをお願いしたい」という方も5~6組おられました。

その後、順調に見学会へ集まっていただけるお客様や紹介も増え続け、お陰様で今では多くの宣伝をしているわけではないのですが、直接会社に来られて「家をお願いしたいんだけど」という方も、たくさんお見えになります。

これも父の技術と心を受け継ぎ素材にこだわりコツコツ積み重ねたことをご評価いただいた結果だと考えています。

そして今、現代社会において人と人とのコミュニケーションが希薄になりコロナ禍によって顕著です。地域の工務店の役割は家を建てるだけでなく地域社会の課題解決の一端を担う存在ではないかと考えています。

今後、地域で情報のハブになったり住まう人たちが安らぎや触れ合う場であったり自然災害が起こったときは助け合い協力しあう拠点の役割を私たちが果たすことができるかもしれません。

2006年、「地域に人が集まる場を作りたい」という事でカフェ&ギャラリー木きん堂をオープン。以来、いろんなイベントやカルチャースクールやライブラリを実施し模索を続けています。

そしてこれから。

地域へ愛着を感じる人が暮らしやすく心地よいい、幸せを感じるコミュニティを創るために何が可能か?多くの方と一緒に対話しながら「私たちのまちづくり」に貢献できればと考えています。

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